バストを今よりも大きくしようと、バストアップのマッサージをしたりツボ押しをしたりしている女性を多く見かけます。
私にバストアップの相談をしてくる女性はみんな熱心で、専門家としてアドバイスをしたことを毎日着実に実践してくれています。
一方で、「毎日バストアップのマッサージやツボ押しをしているのですが効果が出ていない気がするのです」という相談も頻繁に受けます。
そういった悩みをもつ女性に話を聞いてみると、実は、自分自身の体調や生活習慣によって、どんなに頑張ってもバストアップしにくい体になっているケースがあることに気付きました。
今回は、どんなにバストアップを妨げている体調・生活習慣について、具体的にお話しします。ご自身に当てはまらないか、ぜひチェックしてみて下さい。
チェック1:冷え症ではない?
冷え性とバストアップ、何の関係もなさそうに感じる人も多いかもしれませんが、実は大いに関係があります。
なぜなら、冷え症が年中続くことによって、バストアップに大きく関係がある女性ホルモンのバランスに影響を与えてしまうからです。
女性にとって最も理想的な体温は、体の芯が37℃ほど、外気に近い部分でも36.5℃出といわれています。
しかし、薄着や運動不足による筋肉量の減少などにより理想的な体温より低くなると、自律神経のバランスが乱れてしまいます。
すると、女性ホルモンの分泌量が低下し、ふっくらとした体型を維持できなくなるのです。
冷え性を改善するには、日頃から意識をして温かい食事や飲み物を摂るように心がけつつ、適度な運動をするようにしましょう。
血管が血液を送り出す力が強くなり、体の至るところまでポカポカという体質を手に入れられます。
チェック2:姿勢は悪くない?
冷え性と同じように、血行を悪くする習慣として、姿勢が挙げられます。
立っている時の姿勢が悪くなると、体全体が前に傾きます。しかし、体が倒れないように、太ももやふくらはぎの筋肉が異常に緊張するため、下半身の血管が常に締めつけられている状態になってしまうのです。
足を組んだり、椅子の前の方にお尻をおいて背もたれに寄りかかるといった座り姿勢の悪さも、本来緊張すべきでない筋肉が緊張し、体にゆがみが生じて血行が悪くなってしまうのです。
自宅はもちろん、学校や勤務先、街中には、必ずと言っていいほど鏡がありますから、常に、鏡に自分の姿勢を映して、
・肩が前に入り過ぎていないか
・姿勢が傾いていないか
・へんにお腹やお尻が出ていないか
といった点をチェックするように心がけましょう。
チェック3:偏った食生活をしていない?
バストは大きくしたいけど、スレンダーな体型になりたいと、炭水化物を抜いたり、食事を1日1度にしたり…といった無理なダイエットはしていませんか?
偏った食事の結果ダイエットに成功をしても、本来なら脂肪細胞に蓄えられるはずの女性ホルモンが不足してしまいます。
また、お菓子や脂っこい食事が好きで、平均的な体重をオーバーしている人はいませんか?
偏った食事により太り過ぎてしまうと摂食中枢障害が起こって女性ホルモンのバランスが崩れてしまいます。
つまり、偏った食生活をしていると、バストアップに必要な女性ホルモンのバランスが崩れてしまうことはもちろん、婦人科系の病気を招いてしまう危険性があります。
食事は和定食をイメージして、三食バランスよく摂るように心がけましょう。
この3つのチェック項目の1つに当てはまっていませんでしたか?
もしも当てはまっていたのなら、しっかり改善をしてみてください。
そうすることで、毎日頑張っているバストアップのマッサージやツボ押しも少しずつ効果が出てくるはずです。